KOA株式会社、桑原直美さまにお誘いをいただき『第7回キャリア教育産学官交流会in中川村(郷土愛プロジェクト)』にオンライン参加させていただきました。
こちらの交流会は、長野県上伊那地域を中心とした産学官のみなさんが集って学び、意見交流を行う会となっています。
(産学官とは、産業の『産』。学生、教育者、保護者の『学』。行政の『官』のみなさんのことを指すそうです。)
郷土愛プロジェクトの一環として、7年前から年に一度行われているこちらの交流会ですが、今年は『Withコロナ時代、ふるさとの未来づくりをどうしていくのか』といったテーマを持って開催されました。
私自身は、岩手県大船渡市に生まれて8歳まで過ごし、その後は仙台で育ちました。
長野県上伊那郡には地の利がない中での参加でしたが…
本当にすごい交流会でした。
上伊那の人たちの想いや活動、文化まで知ることができて、なんども目頭があつくなった。
平日の昼間にも関わらず、100人以上の産学官のみなさんが集い、上伊那と子どもの未来を考えました。
「個人のキャリアにとどまらず、次の世代まで語り継がれていくキャリアをつくる!」
といった視点が、私にとっては新しく、より大きいビジョンで物事を考えるきっかけを与えてもらいました。
意見交流セッションで皆さんとお話する中で気が付いたのは
「子どもたちに郷土愛を伝え、残したいと思っている理由は、なにより大人たちが郷土愛を持っているからなんだ。」
ということ。
最後の意見交流セッションで
「みなさんが考える“郷土愛”とは何ですか?」と質問をさせていただきました。
「地元で一生を過ごす人も、ほかの県へ行く人もある。その中で戻ってきたい、私はここで育ったのだと思える場所があること。」
「うまれた土地の記憶は、いつまでも色あせないもの。あの角を曲がればこんな景色が見えて…といったように、ふるさとに住んでいても、ふるさとから離れた外の地で過ごしていても、心のすぐそばにあるものが郷土愛ではないか。」
こんな意見をいただいて、キラキラした宝石を見つけたみたいな気持ちになり、
戻ってきたいと思える場所づくりを、こうしてされているんだ、、と思い胸があつくなりました。
ちなみに私が思う郷土愛は、自然への敬愛(畏怖にも近い)と、家族のあたたかさです。
手つかずの広い海に囲まれて育ったので、自然には絶対にかなわない、神様のようなものだと、子ども心ながらに思って生きていました。(3.11では、本当に悲しかった)
今年は、コロナの影響で帰省できておらず、故郷に帰ることができない寂しさを感じることがありますが、交流会をとおして「その中でできることもあるのではないか」と勇気をもらえました。
上伊那の郷土愛にふれ、そこに生きる人たちとのつながりを感じることができた交流会。
100人以上の人たちがZOOMに同時接続していたうえで、こんな風に一体感を生み出すことができるのか!といった感動もあり、可能性を見せていただいた気分です。
みなさん良い顔をされていて、毎年参加されている方ばかりというのも頷けます。
感動した場面と気付きがすごく沢山あって、まとめるのが難しいくらい、大きなものを受け取りました。
素晴らしい機会をくださって、本当にありがとうございました!
🌸郷土愛プロジェクトHP🌸
https://inadani-kyodoai.jp/